kokkinnの日記

時間や意識、輪廻転生や悟りなどのスピリチュアル系のブログです

輪廻転生とシュタインズゲート

 最近、アプリゲームでシュタゲというゲームをする機会があり、やってみたらなかなか面白かったんですけど、sfアドベンチャーというジャンルかな?タイムトラベルものなんですけど、結構リアル指向なのでよかったです。

 

 いろんな興味ある単語がでてきました。セルンとか、フィラデルフィア計画とかいろいろ。その中で、量子テレポートという単語がでてきたんです。量子2組、双子のような性質をもち、片方を観測すると片方の性質が決まる、影響を及ぼす。これはどんなに距離が離れていても観測した時点で影響を及ぼす効果があるそうです。

ゲームの仮想現実ではなく、実際に実験が行われており、検索してもでてくる内容です。

興味を持ったのは、テレポートではなく観測した時点で効果を及ぼすという点です。どうやら、観測するまでは量子の状態は不確定らしいです。

 
観測というのがキーワードで、これは自分の考えている世界観と似ている、或いは説明しやすい単語だなと。二つのペアとなっている量子にはそれぞれ相反する性質をもっていて、たとえばaとbだとすると、観測するまでは量子は性質が決まっていない状態、どちらの状態でもあるという状態なのですが、片方を観測し、aであることがわかると片方はbという性質になるそうです。

観測するまでは不確定な状態、これはわれわれの宇宙、世界を見る目と同じです。

 

 われわれが宇宙、世界を見ているときはその世界は秩序を持って存在するが、見ていないときの世界は宇宙はどうなのか?量子同様、不確定な存在であると考えます。つまり、観測したときはじめて宇宙や世界は時間をもち、その時間に応じた空間をもつ。観測していないときの宇宙、世界は時間も空間も同時に存在し、無秩序な状態。過去も未来も同時にそこにはある。われわれ観測者がいて、時間がうまれ世界が秩序をもって現れる。もし、観測者がいない宇宙なら岩石ばかりの惑星で始まりがあって終わりがあるなら、その時間の長さはどうやって推し量れるのか?その何億光年という長さもすぐに終わりを迎えるだろう。だから、観測者がいない世界、宇宙は、始まりも終わりもすでに含んで存在している。不確定な無秩序な存在がすでにあって、観測者が現れたときだけ、その時間の宇宙、世界を見せてくれる。これが、わたしの世界の解釈である輪廻転生の解釈に繋がっているものです。

 

観測者がいない世界はすでに始まりも終わりも内包して存在していて、観測者が現れたときに性質が確定する、そのときの世界を見せてくれる。宇宙、世界は始まりも終わりもすでに内包して存在するなら、わたしが死んでなくなったとしても宇宙、世界はなくならない。しかし、観測者の出現を待たなければ宇宙、世界の存在はない。だから、永遠にこの人生を繰り返す。繰り返しても、過去の記憶があるわけじゃないから、いつも新鮮な気持ちで人生に挑む。なんか、ジョジョって漫画にあったかも。あと昔、ツァラトゥストラ読んでみたけど、ニーチェ永劫回帰説もこんな感じだった。世界はなくならない、しかし観測者がいないとその姿を表さない。でも、観測者は死ぬ。だが時間の概念もない始まりも終わりもすでに経験ずみの世界はなくならない。そうなると、死ぬってなんだ?ってなるけど、死んでも世界はなくならないから、また普通に過去からやり直し。それを未来永劫繰り返す。自分の人生大切にしなきゃ。でも他人も大切にしなきゃいけない。それは、観測者が一人だから。世界を感じとれるのはいつも一人。自分が死んでも、世界はなくならない。観測者を待っている。そして、また観測者になる。孤独だけど、世界を感じとれるのはいつも一人。未来永劫、一人しか感じとれない。それは、今の自分以外の人として、感じとることになるかもしれない。隣人、愛してる人、嫌う人、富を得た人、貧しい人、或いは動物。輪廻転生、自分以外のものになる以上、自分以外も自分のこととして、大切にしなければならない。隣人を愛せよ、イエスキリストの言葉も現実見を帯びてきたのではないだろうか。

 

人類平和って難しいし、人に優しくってそんなことして何の得があるんだって思うかもしれないけど、この輪廻転生観あながち間違いじゃないと思うし、こんな考え方を体得するのが、仏になる道だったのではないかと。他人も自分であると信じられる、そんな人こそ聖者や仏として尊敬できると思います。昔はいたんでしょうね。いまは、分かりません。